婚活中の皆さん!こんにちは、仲人庵の松山です。
今回は、結婚相談所のデートで割り勘にするか、それとも全額支払うべきなのか、について、悩める男性の皆様へアドバイスをしたいと思います。
当相談所で活動中の男性会員さんから、
「デート代を割り勘にしてもらいたいけれど、なかなか言い出せない」
「割り勘を提案したら、嫌われてしまうかも…」
「仮交際の段階で割り勘を提案するのは失礼かな…」
「真剣交際に入ったから、割り勘にしてほしいと提案してもいいかな…」
など、結婚相談所のデートでの割り勘問題で悩んでいるというご相談をよく受けます。
実は、「割り勘にするか否か」は、婚活の結果を左右すると言っても過言ではないほど、とてもシビアな問題です。
結婚相談所のデートで女性の心をつなぎとめるためには、果たして割り勘にすべきなのか、それとも無理をしても全額負担すべきなのか、仲人歴9年の私、松山がお答えします。
目次
結婚相談所のデートでは、割り勘ではなく全額男性支払いが基本
結婚相談所のデートでは、割り勘ではなく、全額を男性が支払うのが基本です。
そして、一般的な恋愛におけるデートとは異なり、結婚相談所のデートでは、男女間で暗黙のルールがあります。
通常、結婚相談所のデートは、「仮交際」を経て、「真剣交際」と段階を踏みますが、それぞれの段階においても暗黙のルールは違います。
具体的にどのようなことが暗黙なのでしょうか?
まずは、結婚相談所のデートの基本をおさえましょう!
【お見合い】割り勘は絶対NG!男性は女性のお茶代を全額支払う
まず、お見合いでは、「男性が女性のお茶代を全額支払う」のが、結婚相談所のルールです。
「結婚相談所のお見合いでの割り勘は、絶対にNG」と覚えておきましょう。
このルールについては、入会前のサービスに関する説明時に結婚相談所の担当者から伝えられることが大半です。
ですが、中にはルールを忘れてしまう方もいらっしゃいます。
お茶代の目安は、1人1,000円~1,500円程度です。
ちなみにお見合いの場合、その後盛り上がって別店舗へ…というケースもたまにありますが、この記事を読んでいるあなたは実践しない方が良いです。
財布の中に5,000円ほど用意しておけば充分でしょう。
気を付けなけらばならないのは、お見合いで女性にお茶代の支払いをしなかった場合、仮交際につなげることが難しいということ。
結婚相談所のお見合いでは、ルールに即して、必ず女性のお茶代をお支払いしてくださいね。
なお、お見合いマナーについて詳しく知りたい方は、下記の記事もチェックしておきましょう。
【仮交際】割り勘は危険⁉ 男性は女性の食事代も支払うのが無難
次に、仮交際の場合に割り勘でも大丈夫かについて説明します。
仮交際では、お茶だけでなく、食事をすることも増えます。
仮交際では、男性は女性の食事代を支払うことをおすすめします。
食事代の目安は、昼のランチの場合、1人2,000円程度です。
夜のお食事の場合は、選ぶ店舗にもよりますが、1人3,500円程度かかると考えてください。
食事の後、店を変えてカフェなどでお茶をする際には、女性が自分の分も含め、男性の分まで支払うケースが多いようです。
さらに地方で定番のドライブデートでは、飲み物代などを女性がもつということもあります。
また、映画代やテーマパークの代金なども、都度、バランスを考えて、どちらかが支払うという形に落ち着くようです。
この際、「女性の支払い金額合計が男性より大きくなってしまった…」ということにならないよう、注意しましょう!
仮交際は真剣交際に持ち込めるかどうかの大事な時期です。
お相手の女性に嫌な印象を与えないよう、割り勘は避け、できる限り男性が支払うようにしましょう。
【真剣交際】割り勘ではなく、男性が多めに支払うのが理想
真剣交際でも、割り勘ではなく、男性が多めに支払うのが理想です。
特に食事代に関しては、男性が積極的に支払いましょう。
真剣交際でも仮交際同様、食事代は「昼2,000円/人」「夜3,500円/人」が目安です。
真剣交際では、特に「お金の価値観のすり合わせ」を行うことが多いため、「割り勘」が原因でお断りされてしまうケースが見受けられます。
「仮交際までは男性が全て支払ってくれていたのに、真剣交際をOKしたら、急に割り勘になった…」⇒「釣った魚には餌はやらないということ⁉」⇒破談…という展開です。
男性は、真剣交際でも仮交際までと同様に、食事代をはじめ、デート代を負担するように心がけましょう!
真剣交際に入っても変わらない男性の姿に、女性は安心感を覚えます。
結婚相談所での真剣交際の場合、一般的な恋愛の交際とは違い、期間が最長で3ヶ月間と限られます。
金銭的な負担も一時的なものと考え、割り切りましょう。
結婚相談所のデートで割り勘を推奨しない理由
結婚相談所のデートでは、お見合い~真剣交際まで全て、割り勘を推奨しません。
その理由は、以下の5つです。
- 女性は「奢ってもらう」ことで本気度をはかっている
- 割り勘かどうかで、男性の価値を判断する
- 女性は、毎回、割り勘だとデートに行くのが億劫になる
- 割り勘にする男性は少数派!複数交際の場合、不利になる
- 成婚に至ったカップルの多くは、割り勘ではない
それでは、具体的に結婚相談所のデートで割り勘を推奨しない理由を確認していきましょう。
女性は「奢ってもらう」ことで本気度をはかっている
結婚相談所で婚活を頑張っている女性の多くは、「奢ってもらう」ことで男性の本気度をはかっています。
結婚相談所での出会いは、一般的な恋愛とは違い、「好き」という感情から始まるものではありません。
実際のところ、お相手のちょっとした行動や態度により、「このお相手とはご縁があるか、ないか」を判断する場面が多かったりします。
そこで、多くの女性が指標とするのが、「デートが割り勘か、そうでないか」ということです。
男性が快く、財布を開いてくれる態度を示す様子をみて、女性は、
「この男性は、私との交際を本気で考えてくれている」
「私のことを大事に想ってくれている」
「私とのデートが楽しいから、毎回、奢ってくれているのだわ」
と、交際をプラス要素で考えるようになります。
お相手の女性に「本気である」ことを示したいなら、デートでは割り勘ではなく、男性が支払うようにしましょう。
割り勘かどうかで、男性の価値を判断する
結婚相談所のデートは、お相手が結婚相手としてふさわしいかどうかを見極める「面接」のようなものです。
女性は、デートで男性が気持ちよく支払いをしてくれるかどうか観察し、男性の価値を判断しています。
結婚相談所のデートで割り勘を言い渡された女性の多くは、お相手の男性に対して以下のような感情を抱きます。
- ケチくさい、細かい性格、おおらかさがない
- お金に余裕が無さそう
- 将来、私を大事にしてくれそうにない
デート代を割り勘にしただけで、これほどのマイナスの感情を女性に与えてしまう可能性があるのです。
お相手の女性から好印象を獲得したいのなら、デート代を割り勘にするのはやめましょう。
女性は、毎回、割り勘だとデートに行くのが億劫になる
毎回のデートで割り勘が続くと、どんな女性でも「デートに行くのが億劫だな…」と感じるようになります。
そもそも、結婚相談所のデートは、「お相手のことが好きだから会いたい」というよりも「お相手がどんな方か知ろう」という感情から始まります。
最初のうちは「~したい(欲求)」というより、「~しなければならない(義務)」という感情でデートを重ねます。
そんな中、金銭的な負担まで強いられるのなら、「もう会うのを辞めよう」と思われても、仕方ないですよね。
よほど、自分の魅力に自信がある男性なら話は別ですが、そうでない場合は、せめて女性に金銭的な負担を感じさせることがないよう、割り勘は避けましょう。
割り勘にする男性は少数派!複数交際の場合、不利に
実際、結婚相談所のデートにおいて、割り勘にする男性は少数派です。
結婚相談所のお見合いで、「男性が女性のお茶代を全額負担する」というルールがあることは前述しました。
お見合いの支払いルールを、仮交際~真剣交際まで続けるという男性も多かったりします。
そして、結婚相談所のデートでも、同じように割り勘にするという方は実際のところ、非常に少ないのです。
ちなみに結婚相談所の仮交際では、複数のお相手とデートすることが許されています。
もしかしたら、お相手の女性は同時進行であなた以外の多くの男性とデートしている可能性もあります。
お相手の女性が複数交際している場合、「割り勘か、そうでないか」というところが、交際の進展に大きく影響する可能性があります。
つまり、「割り勘」を提案した時点で、あなたは他の男性候補者に負ける可能性が高くなります。
成婚に至ったカップルの多くは、割り勘ではない
結婚相談所のデートで割り勘を推奨しない理由の最後に挙げたいのが、「成婚に至ったカップルの多くは、割り勘ではない」という事実です。
私、松山は、長年多くのカップルのご結婚までの道筋を見守ってまいりましたが、どのカップルも「男性の方が支払いをする」のが一般的でした。
特に最初のデートの段階で割り勘を提案した場合、ほぼ100%の確率で仮交際の段階で交際終了となります。
成婚に至ったカップルの多くは、男性が堂々と女性をリードし、女性の分まで支払うことで安定したお付き合いを重ねています。
「お金が全て」というわけではありませんが、割り勘の有無が結婚を決める一因になるかもしれないということを頭に入れておきましょう。
結婚相談所でのデートでは、割り勘ではなく、スマートな支払いを!
結婚相談所でのデートでは、割り勘をしないのが基本ということをお伝えしてきました。
せっかくお金を出すなら、最大限の効果を生み出したいですよね。
そこで、ここからは結婚相談所のデートで支払いをする場面を想定し、スマートな支払いのやり方をお伝えします。
頼りがいのある素敵な男性を演出しましょう!
現金だけでなく、カードや電子マネーも準備
結婚相談所でのデートでは、現金だけでなく、カードや電子マネーも準備しておきましょう。
例えば、レストランやカフェでの支払い場面を想像してください。
多くのレストランやカフェでは、現金よりもカードや電子マネーでの支払いが主流となりつつあります。
支払い時に小銭をジャラジャラと出すよりも、カードや電子マネーでスマートに支払いできたほうがいいですよね。
ただ、カードや電子マネーだけだと不便な場面もあります。
例えば、車をコインパーキングに入れる際には、小銭が必要になります。
また、ドライブデートなどで地方の店舗を利用する際には、まだ十分にカードや電子マネーが普及していないため、現金が必要です。
いざ支払いの場面になって「お金が足りない!」とならないよう、充分な金額を用意しておきましょう。
支払い時に女性側から「私の分、いくらですか?」と言われたときの対処法
支払い時に女性側から「私の分、いくらですか?」と聞かれることがあります。
その場合は、状況に応じて対応しましょう。
まず、お見合いで女性側から「私の分、いくらですか?」と聞かれた場合は、
「いえ、大丈夫です。ここは私が持ちますよ」
と、にこやかにお断りしましょう。
お見合いでは、男性がお茶代をもつというルールがあります。
仮交際や真剣交際の段階では、女性からの提案を受けてもいいでしょう。
ただ、女性の「支払います」という提案が、本音なのかそれとも建て前なのかを見抜くことが重要です。
お相手からの言葉を額面通りに受け止めてしまうと、デート失敗につながる時がありますので、気を付けていきたいところです。
加えて、女性側の心理として、
「『奢ってもらって当たり前』という女に見られたくない」というものがあります。
女性としては、男性に「傲慢な女だ」と思われたくないため、建て前として「私の分、いくらですか?」と聞いている可能性もあるということです。
例えば、食事の場面で女性側から支払いの提案があった場合は、
「いえ、ここは私が持ちますよ」
と、男性が払うということで8割がた大丈夫です。
食事後のカフェなどで女性から支払いの提案があった場合、一部、または全額を女性に負担してもらってもいいでしょう。
レアケースとして、自立心が旺盛な女性の場合、
「自分が食べた分は、自分で支払いたい!」
という考えの方もいます。
このようなタイプの女性と食事する場合は、女性の主張を尊重してあげるといいでしょう。
「絶対に自分で支払いたい」という主張をする女性に対して、「いえ、奢ります!」と強く主張することは、逆に女性の意見を全否定することになります。
状況に応じて、割り勘か全額支払いかを判断するのは、なかなか難しい場合もあります。
判断に迷われるようでしたら、ぜひ当相談所へご相談ください。
詳しく状況をお伺いし、適切なアドバイスをさせていただきます。
金欠の場合はどうする?割り勘にする?打開策を提案!
結婚相談所のデートでは割り勘ではなく、男性が支払うのが基本ですが、どうしても金欠…という時もありますよね。
金欠の場合、割り勘にしてもいいのでしょうか?それとも…?
打開策をご提案します。
お見合いから仮交際、真剣交際までにかかるデート代は何円?
まず、お見合いから仮交際、真剣交際までにかかるデート代を試算してみましょう。
- お茶代…合計3,000円~4,000円
- その他、交通費など
- 食事代…4,000円~7,000円/回として、合計16,000円~35,000円
- お茶代…3,000円/回として、合計12,000円~15,000円
- 映画やテーマパーク代など…4,000円~10,000円/回として、デートのうち2~3回行くとすると、合計8,000円~30,000円
- その他、交通費など
※仮交際の期間目安=約2ヵ月、デート回数=4~5回
- 食事代…4,000円~7,000円/回として、合計24,000円~56,000円
- お茶代…3,000円/回として、合計18,000円~24,000円
- 映画やテーマパーク代など…4,000円~10,000円/回として、デートのうち2~3回行くとすると、合計8,000円~30,000円
- その他、交通費など
※真剣交際の期間目安=約3ヵ月、デート回数=6~8回
「結婚相談所のデートって想像よりお金がかかる」と驚いた方もいらっしゃるかもしれません。
が、一般的な恋愛でのデートと比べると、結婚相談所のデートは期間が限られているため、総額としては安いと言えます。
ただし、複数交際により数名の方とお付き合いされる場合は、お見合い費用や仮交際費用が重なるため、ある程度のまとまったお金が必要です。
金欠時は、お店を吟味する
「給料日前でお金がピンチ」
「複数交際で出費がかさんでしまった…」
という金欠時には、デートで使用するお店を吟味しましょう。
例えば、夜のディナーよりも昼のランチのほうが圧倒的に価格は安価です。
昼のランチなら、一人2,000円程度の予算感ですので、女性の分の支払いも積極的に行いましょう。
お相手が奥手の女性なら、夜にお誘いするよりもむしろ、昼のランチにお誘いするほうがデートのハードルが下がるというメリットもあります。
昼のランチの平均価格は2,000円/人ですが、
「2,000円/人のランチ代なんて高い!」
と思われる男性もいらっしゃるかもしれません。
中には、1,500円/人程度の価格でランチを提供してくれるお店もあります。
どうしてもお金が厳しいという時は、安い価格帯のお店を選んでもいいでしょう。
ただし、一つ、注意しなければならないことがあります。
それは…「安すぎるお店を選ばないこと」です。
今まで連れて行ってもらっていたお店よりも、明らかに格が下がったレストランへ案内された女性の心理を想像してみましょう。
特に、「どうしても夜会いたいから」と、居酒屋を選ぶ際は特に気を付けてください。
「味よし、価格よし」でも「うるさい」「ガサガサした雰囲気」「汚い」といった居酒屋をチョイスしてしまうと、途端に女性からの評価は下がります。
仲人庵では、デートにおすすめの石川県のおしゃれレストランやカフェもご紹介しています。
下記の記事もぜひ参考にしてくださいね!
【真剣交際限定】一部費用を負担してもらう
結婚相談所のデートでは、男性が食事代を負担するのが基本ですが、金欠で困っている場合は、一部費用を女性に負担してもらうのもアリです。
ただし、割り勘にすることによって、交際終了になってしまうリスクはありますので、慎重に行動しなければなりません。
できれば、仮交際期間中は男性に頑張ってほしいところです。
真剣交際に入った暁には、数回に1回程度、女性に食事代の一部を負担してもらってもいいでしょう。
例えば、夜のディナー代金が男女合わせて7,000円になる場合、
「男性が5,000円、女性が残りの2,000円を負担する」
というパターンでも大丈夫な場合があります。
つまり、男性が7~8割を負担し、残りの2~3割を女性に、というイメージです。
また、1日デートの場合なら、カフェ代を全額女性に支払ってもらい、残りの映画代やテーマパーク代、ディナー代などを男性が支払うということでも、バランスがとれるでしょう。
結婚相談所で活動中の女性は、男性に金銭的な負担がかかっているという事情をくみ取ってくれることが多いようです。
結婚相談所のデートで割り勘はNGですが、このように一部の費用を女性に負担してもらうのは「許容」とみなして構わないと思います。
まとめ
今回は、結婚相談所のデートで割り勘にするのはアリなのか、それともナシなのかについて、解説しました。
結論としては、
「結婚相談所のデートでは、割り勘はナシ。基本は男性が支払いをするべき」
ということですが、仮交際や真剣交際の状況によっては、女性に一部の費用を負担してもらうのも良い、ということをお伝えしました。
ただ、その「状況」を見極めるのは、なかなか難しいところです。
「割り勘でもいいだろう」という油断が、交際終了につながるのを、私は何件も見てきました。
せっかくのご縁をたった数千円の支払い有無によって切ってしまうのは、実に残念なことです。
「割り勘か、それとも一部を女性に支払ってもらってもいいのか」迷ったときは、ぜひ当相談所へご相談ください。
仲人歴9年の私、松山が全力で皆様のご不安に寄り添い、真摯にアドバイスさせていただきます。
松山 陽一
最新記事 by 松山 陽一 (全て見る)
- 忙しい男性が本命にしたくなる婚活女性とは?男性を振り向かせる3つの秘訣 - 2024年3月12日
- 【恋愛】社交辞令と脈ありの見分け方5選!社交辞令を真に受ける人は発達障害? - 2024年3月11日
- 交際終了したお相手との復縁は可能?成婚も可能?成功のための7つのコツ - 2024年3月10日